2022年4月13日水曜日

3年ぶりにフィルターを清掃しました

 フィルターの清掃をしました


 何度もリセットを繰り返して水草水槽を楽しんでいるのですが、メインで使用している外部式フィルターは数年間蓋を開けての清掃はしたことがありません。


 なぜ開けての掃除をしないかというと、実際のところ開けた結果による水漏れが怖いからです。
しかし、先日のリセットを行ったところ、外部式フィルターのモーターヘッド部分から、かすかですがカリカリ音がし始めてしまったので、今回やむなく蓋を開けての清掃に挑戦してみました。

テトラ EXパワーフィルター75

 私が使用している外部式フィルターは「テトラ EXパワーフィルター75」です。


 こちらの記事でも紹介していますが、購入年が2006年です。
実に16年稼働し続けている古参機です。

 もちろんその期間中、細かいプラスティックのパーツが経年劣化で破損して交換したり、インペラーシャフトやゴムパッキンなどの消耗品の予防交換などを行っていますが、肝心なモーターヘッド部分は実に元気な状態で稼働し続けています。
こんな古参の「テトラ EXパワーフィルター75」なので、モーターヘッドを開けたことによって細かい傷をつけてしまい、最悪の水漏れを誘発するという致命的な損傷を発生させる事はなるべく避けたいところ。

 更に私の環境ではこの外部式フィルターの手前に、物理ろ過に特化したプレフィルターを設置しています。
給水パイプから流入したゴミを取り除くといった機能は、そちらに任せてあるのでメインの外部式フィルターには余りゴミは流入しないと思います。

 これらが外部式フィルターは数年間蓋を開けての清掃はしたことがない理由です。
しかし、今回意を決して開けての清掃に挑戦してみました。

外部式フィルターの清掃



 作業場所はお風呂場です。
各種ホースと電源を抜いた外部式フィルターをお風呂場に持ち込み、いざモーターヘッド部分を開けてみます。
開けながら小さなガリガリという音がしてないか、恐る恐るゆっくりと開けていきます。
ここで音がしてしまうとケースとモータヘッドのパッキンの間に硬い異物があるという事なので、それが原因でケースに傷が付くと後の水漏れの原因になってしまうので、ゆっくりと慎重に開けます。


 特に音が発生することもなく、無事モーターヘッドの取り外しに成功しました。
写真は最終の物理フィルターである粗目パッドです。
インペラーユニットで排水される部分には割と汚れが溜まっているようです。開けて正解だったかも。


 粗目パッドを取り外すと、ろ材のバスケットケースが見えます。
余り汚れては無さそうです。


 ろ材のバスケットケース3つを取り出した後。
まぁまぁの汚れが確認できますが、3年未開封だったにしては綺麗な方ではないでしょうか。
この水たまりの中には、恐らく大量の稚エビが潜んでいるでしょうから、なるべくサルベージしてあげたいところです。


 モーターヘッド部分を清掃し、


インペラーユニットも取り外して清掃。


 インペラーシャフトも忘れずに


ちゃんと清掃します。

 そのあとろ材バスケットからろ材を取出し、稚エビをサルベージしながら、シャワーでろ材を綺麗にします。
よく飼育水で優しく洗うとかいう記事を見かけますが、我が家は井戸水(飲料可)なので塩素とか水温とか細かいことは気にせずに、シャワーでジャーっと洗い流していますます。
長年この調子で清掃していてトラブルになったことはないのですが、あくまで自己流ということで参考にしないでください。


 最後に稚エビをサルベージしながら、フィルターケースも綺麗にしてから組付けです。


 モーターヘッドのパッキン部分にワセリンをしっかり塗って、モーターヘッドがケースにするりと滑るようにはめ込めれたら成功、清掃の完了です。


 サルベージした稚エビの第一陣。この後第五陣までサルベージは続きます。
これが一番手間と時間が掛かる作業です。


 最後に元通りに組付け外部式フィルターの電源を入れます。
稼働して数時間は水漏れを起こしていないか、たまにチェックしに行きました。

 結果は水漏れを起こすこともなく、気になっていた異音も解消し、元の静かな「テトラ EXパワーフィルター75」に戻って大満足です。

 そういえば、外部式フィルターの事を、今は”パワーフィルター”って呼ばないの?って思ってしまったおじさんでした。

 最後に私が使用しているワセリンをご紹介。
今回の記事では外部式フィルターのモーターヘッドのパッキンに塗布しましたが、それ以外にも割れやすいガラスパイプとホースの接続部分に使用し、滑りが良くなることで割れを防いだり、その他接続部分のゴムやシリコンのパッキン部分に塗り込むことで、摩擦を減らし寿命を延ばしてくれるなど重宝するアイテムです。


 こちらはのワセリンは無着色・無香料・保存剤を一切使用していないという事で、デリケートな魚やエビを飼育していても私の環境ではトラブルが発生したことは有りません。
一つ手元にあれば、水槽のメンテナンスだけに使うのであれば私の環境だと10年くらいは持ちそうです。
オススメのアイテムです。

今回もご訪問ありがとうございました。
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