給排水システムのご紹介
はじめに
私の水草水槽の給排水システムのご紹介をしたいと思います。
この記事は自分の備忘録を兼ねて、給排水システム機材の更新(交換又は置き換え)に併せて、随時更新していこうと思っています。
最終更新日:2021/02/09
給水パイプ
ステンレス サーフェススキマー パイプ
2021年2月9日現在
ステンレス サーフェススキマー パイプ |
給水パイプはステンレスのサーフェススキマー付きパイプを使用しています。
このサーフェススキマー付きの給水パイプを使用することで、賛否両論あるとは思いますが、水草水槽に発生しやすい油膜とは無縁になりました。
製品の選択肢にはガラス製の物もあったのですが、曲がりくねった形状をしているので、メンテナンスのしやすさと、ガラス製品ならではの割れを考えて、こちらのステンレス製の物を選びました。
サーフェススキマーが稼働している動画を撮ってみました。
フィルターシステム
プレフィルター
2021年2月9日現在
アズー ポップアップ プレフィルター |
先の給水パイプで吸い込まれた飼育水は、まずこのプレフィルターにて物理ろ過を行っています。
プレフィルター内部は3層のバスケット形式になっており、水の通りは下から上に組み上げる形式です。
私の場合は、下から第1第2層はリングろ材のエーハイメックを目いっぱい投入して物理ろ過を狙い、最後の3層目にはアクアシステムさんのプロジェクトソイル プレミアム 5.2を100g程入れて、多少の軟水化を図っています。この量で意味があるのかどうかは分からないのですが。
プレフィルターを清掃するタイミングは大体2週間置きです。
アズーさんのポップアップ プレフィルターを使用していますが、標準装備のポップアップスポンジは汚れてしまったので、代わりに切った粗目のスポンジフィルターを詰めて使用しています。
メインフィルター
2021年2月9日現在
物理ろ過が行われた飼育水は、次いでメインフィルターを通過します。
メインフィルターは相変わらずテトラ EXパワーフィルター75改を使用しています。
購入日2006年の古参機です。
何故「改」なのかと言いますと、標準で付いていたホースタップ等が経年劣化で故障した為、後発品であるユーロエックスパワーフィルターのパーツ等に換装したり、その他パッキンを交換したりと延命措置を施しています。
メインフィルターは当然生物ろ過メインです。
こちらも3層のバスケット形式になっております。
第1層には購入時についていたテトラEXバイオボールを満載し、第2、3層にはエーハイム サブストラットプロとサブストラットを混合して満載しています。
先のプレフィルターのおかげだと思うのですが、開けてみても余り汚れてないのでメインフィルターの清掃は、リセット時に行うくらいです。
もう15以上年も稼働し続けているご老体なので、下手に開けての水漏れも怖いですし。
クーリングシステム
水槽用クーラー
2021年2月現在
ゼンスイ 小型循環式クーラー ZC-100α |
メインフィルターを通過した飼育水は、次いで水槽用クーラーを通り、必要に応じて冷却され適水温を保つようにしています。
クーラーは、ゼンスイ 小型循環式クーラー ZC-100αを使用しています。
数年前までは水槽用ファンで耐えてきましたが、近年の猛暑に私も水草達も耐え切れなくなってきたので、水槽用クーラーを導入し昨今の夏場でも何とかやり過ごすことが出来ています。
低床を捨てる様な完全リセットをするまで、ホースを外したりするのが面倒なので一年中接続しっ放しです。
常にクーラー内を循環する水温が表示されているので、丁度良い水温計のインライン化が出来ています。
昨今突然暑くなる日もあるので、保険としても良いのかなと思っています。
CO2添加システム
インラインCO2拡散筒
2021年2月現在
kasamy 水槽用 CO2 拡散器 インライン型 ディフューザー 外部 強制添加 (12/16 ホース用) |
次にクーラーを通過し適温化した飼育水は、インライン化された拡散筒でCO2を添加しています。
CO2の添加は電磁弁で制御しており、タイマーで照明の点灯と同時にCO2が供給され、消灯時に停止される仕組みになっています。
本来水槽内に入れる拡散筒を給排水ラインに組み込んだ面白い製品です。
丁度真ん中のアルミの部分にセラミックプレートが装着されており、細かい泡となったCO2が排水ラインに乗せられて水槽内に流れ込みます。
動画を撮ってみましたのでご覧ください。
ただ設置方法には条件が有り、この様にパイプ側が上側に無いと上手く拡散されませんので、私の場合は写真の様に後方にワイヤーネットを設置し、それにパイプを固定して使用しています。
この製品にして良かったと思うことは、インライン化により水槽内に拡散筒を設置する必要が無いので水槽内がすっきりする点と、拡散筒のセラミックプレートに照明が当たることが無いのでコケが生えないのも利点だと思います。
インラインエアレーション
2021年2月現在
エアレーションのインライン化(DIY) |
CO2添加システムを通過した飼育水は、次にエアレーションシステムを通過することになります。
私の水槽では夜間エアレーションを実行していますので、こちらもタイマー制御により消灯の5時間後から点灯30分前迄エアレーションを行っております。
これは既製品ではなく、テトラのT-ジョイント、エアストーン、エアチューブ、逆流防止弁をつなぎ合わせたDIY製品です。
作るのは簡単なのですが、T-ジョイントに差し込めるエアストーンを探すのに苦労した記憶が有ります。
殺菌灯システム
2021年2月現在
テトラ (Tetra) UV殺菌灯60 |
飼育水の殺菌の為に使用している訳では無く、単純に対アオコ撲滅兵器です。
20年近く水草水槽を楽しんでいますが、2年ほど前に突然アオコに襲撃され蹂躙されたのですが、この殺菌灯を投入することで何とか封じ込めに成功しました。
アオコに襲われた水槽 |
水替えをしようが何をしようが撃退できなかったアオコですが、この殺菌灯を使用し1週間ほどで全滅させることが出来ました。
以来使っていないのですが、パイプを外すのが面倒というか簡単に外せないので、この殺菌灯もそのままつけっ放しです。
排水パイプ
ガラス製シャワーパイプ型
2021年2月現在
最後の排水には、ガラス製オーバーフローパイプと同じくガラス製のシャワーパイプを使用しています。
マツダ クリスタルパイプ シャワーパイプ 13mm |
マツダ クリスタルオーバーフローパイプと、同じくマツダ クリスタルシャワーパイプを連結して使っています。
リリィタイプも持っていますが、やはり水草水槽的に直線で水が動くのが余り良くないと感じたからです。
強すぎる水流は常に水草をたなびかせ、状況によってはコケの原因となってしまう場合も有りますので。
その点マツダのガラス製シャワーパイプはシャワーパイプと言っても穴が開いている訳でも無く、数本のスリットが入っている製品なので排出される水は穏やかに出てくれます。
CO2添加時の動画を撮ってみました。
パイプから緩やかな水流に乗ったCO2の気泡も確認できると思います。
まとめ
以上で現在の給排水システムのご紹介となります。
殆どインラインでタイマーによる自動制御を行い、なるべく日々の管理が楽になるようにしています。
その分投資は必要になりますが、日々の管理に追われ水槽の維持が苦痛になってくるのに比べれば、全然OKだと私は感じます。
とりあえず今は買った機械や道具は壊れていないので。
後、やるとしたらヒーターのインラインだと思うのですが、これについては色々部品も揃え実行する算段はついているのですが、いざとなると踏み込むのに躊躇しています。
インライン化に成功したとしても、肝心のヒーターが故障した時にすぐに取り出せないというのは、やはり怖いです。やろうやろうと思って数年、未だに踏み切れていません。
2021/02/09 働く?レッドチェリーを見つめながら |
今回もご訪問ありがとうございました。
今日の記事はいかがでしたか?
感じたことや思ったことをお気軽にコメントして下さい。お待ちしております。
最後に私が使用している機材のご紹介しておきます。
- サーフェススキマー付属 ステンレス 製 給水 排水 パイプ セット ホースサイズ 12/16
- kasamy 水槽用 CO2 拡散器 インライン型 ディフューザー 外部 強制添加 (12/16 ホース用)
- マツダ クリスタルパイプ シャワーパイプ 13mm
- マツダ クリスタルパイプ オーバーフローパイプ 13mm
- ゼンスイ 小型循環式クーラー ZC-100α
- テトラ (Tetra) UV殺菌灯60